前回、凹状のR部分にあるゲートをガラス製の爪ヤスリで処理しましたが、
もっと狭くて奥まった箇所のゲートを処理できるようなヤスリないかなと探してて、良さげなのを見つけたので試してみることにしました。
「雲母堂本舗」(きららどうほんぽ)のITASAN。
これまたスゴイ名前ですね(°°;)
形状は、短冊、コテ、ウェハ、剣先の4種類あります。
面出し用とか用途は色々なんですが、
私が興味をひかれてるのは剣先のみ。
ヤスリ目は、粗目、中目、細目、万能、
あと、仕上げ目というのもあるらしいのですが、ネットで売ってたのは上記4種類だけでした。
ヤスリ目については、形状がそれぞれかなり違ってます。
実際に使ってみないとどんなもんかわからないので、
形状は剣先タイプ、ヤスリ目は4種を全て購入。
左から、粗目、中目、細目、万能になります。
粗目、中目は独特のヤスリ目ですね。
細目と万能は似てますが、万能の方が突起が多くて触った感じも粗いです。
このヤスリは、普通の金属ヤスリのように目が起きていないので、殆ど目詰まりしないみたいで、
削る方向は360度どの向きでも削れますが、
中目は往復研ぎによる平面出し、細目は回転研ぎによる傷消しというふうに推奨の使用方法があるみたいです。
あと、使用するときはNTのデザインナイフのホルダー部分に差し込んで使用するみたいなんで、NTデザインナイフも合わせて購入。
更に使いやすくするために、アモグリップという短くて使いやすそうな柄も同社から出ています。
これは取り敢えず必要ないかな。
ITASAN、NTデザインナイフ、アモグリップと3つ買うと2000円くらいになっちゃうしね。
と思ったけど、なんだかカッコいいので1つだけ買っておきました(*´∀`*)
因みに、アモグリップはNTデザインナイフのホルダー部分を付けないと単体では使えないので、購入するときはご注意を。
デザインナイフの刃とヤスリを入れ替え。
それでは使ってみます。
このパーツのゲートを、
粗目で削ります。
流石、粗目だけあって切削力はかなり強いですが、結構傷がついちゃったかな。
お次はコレを、
中目で削ります。
おおー、これはなかなか良い( ・∀・)
かなりキレイだ。
切削力は結構強いんですが、ガリガリ削ってる感じはなくてスムーズに削れます。
続いてコレを、
細目で削ります。
思ったより傷が入ってますね。
細目が一番期待大だったのですが、
中目の方がキレイに仕上がってるような。
細目なのであまり削れないのかなと思ってましたが、
切削力もなかなかあります。
最後にコレを、
万能で削ります。
万能は細目のパワーアップ版みたいな感じかな。
ヤスリ目の形状も似てますし。
商品紹介では#320~#400くらいの切削力らしいんで、
かなりパワフルに削れますが、細目よりは傷がついちゃいますね。
ここまでで一番キレイに仕上がったのは、予想に反して中目(°°;)
たまたまなのかもしれないので、もう一度試してみます。
このゲートを中目で処理。
うん、これは確かに傷がつきにくい( ・∀・)
たぶん、ヤスリ目の形状がこんな感じで長めの突起がついてるので、
細かい突起がついてる細目や万能に比べて、こそぎ取るように切削するので傷つきにくいのかな?
中目で削ったあとにBALANCER GRAYをかけてみます。
良いですね~、殆どゲートが見えなくなりました(^-^*)
これから狭い部分のゲート処理には中目を使っていこう(*´∀`*)
このITASANの剣先は、厚さが1mmもないくらいで幅が4mm、
更に、先が細くなってるので、どこでも入っていけて切削力も強い。
狭い箇所の合わせ目消しなんかでも威力を発揮しそうです。
かなり使い勝手良いのでオススメですよ(^-^*)