今回はスジ彫りについて。
今までスジ彫りというのはやったことがありませんでしたが、
既にBMCタガネやガイドテープは揃えておきましたので、早速やってみました。
やり方はネットや本で調べてある程度わかっていましたので、デザインは何となくでやってみました。
テープを貼って、それに沿ってタガネを優しくゆっくり何度も引く。
まずまず大きな失敗せずにできたのですが、苦労したのはこの部分。
左右対称に彫る必要があるのですが、
測ったりせずに何となく見た感じでスジ彫りしたのでわずかにズレてます。(まあ許容範囲ですが)
ただ、後で気付きましたが、片側のパーツを測ったりせずに何となくでスジ彫りすると、反対側のパーツを同じようにやるときに苦労するんですよね^^;
しっかり正確にスジ彫りするならテンプレートを使うといいみたいですが、
エッチング製やプラ板で作ったテンプレートは曲面には貼れません。
方眼紙か何かにデザインして、それを型にテープを正確に切って貼るとかしないといけないのかもしれませんが、かなりめんどくさい。
で、何か良いツール無いかなと探してて目にとまったのがこちら。
でもこの商品絶版になったみたいで売ってないんですよね~。
残念。。。
で、他に探してたらとても良いものを見つけました。
GUNPRIMERのパネルラインガイドです。
コレはシールみたいにパーツに貼れるのですが、
真ん中に溝が空いていて、それに沿って彫れば絶対ズレないという優れもの。
直線用や曲線用、よくある途中に斜め線が入ったデザインや、曲面に貼り付ける専用のものもあります。
いくつか買っておいたのですが、今回使うのはこちら。
パネルラインカスタムガイドです。
これはマス目が書いてあるシールになっていて、
パーツに貼ってからデザインを書いて、その上からガイドテープを貼って、そのままシールの上から直接スジ彫りできるんですね。
マス目に沿ってデザインしておけば、反対側のパーツでも貼る位置やデザインを全く同じにしてスジ彫り出来るのでスゴく便利です。
今回は既に片側のパーツに彫ってしまっているので、
そのパーツにカスタムガイドを貼って線を写し取ります。
中心にうっすらと合わせ目が残っているので、それを中心にして貼りました。
はがして反対側のパーツに貼り、線に沿ってガイドテープを貼り付けます。
超硬ケガキニードルでシールの上から何度かケガくとシールが切れました。
ケガキニードルはスジボリの曲がり角に穴をあけてオーバーランを予防したり、最初にうっすらアタリをつけるのに便利です。
肩パーツは結構な曲面なので、このやり方でもシールの端っこの方が少し浮き上がってるため、
切れた端っこははがしたほうがやりやすいです。
0.2mmのBMCタガネに持ち替えて何度か彫った後シールをはがします。
まあまあかな。
少しだけはみ出しキズがあるのでヤスリで処理。
あとはガイド無しでもゆっくりやれば余裕。
だいぶ慣れてきました。
完了。
右が後からやった方です。
なかなかいい感じ(*´∀`*)
最初に目立つ肩パーツに手を出してしまったのですが、
曲面のテープの貼りにくさや、曲面故に長いテープではズレが生じるのでいくつかに分けたりなど色々と大変でした。
あと、トゲトゲの根元の段差の部分はガイド無しでフリーハンドでやったので神経使いましたね。
曲線用マスキングテープを周りに貼ったり、厚紙を丸くくりぬいてガイドにしようとしたりと色々やってみましたが、
フリーハンドでゆっくりやった方が早いという結論に至りました。
段差があるので、ゆっくりやれば結構いけるのですが、かなり疲れますね。
何かいい方法あるのかな?調べても見つからなかった。
まあ、とにかく最初に難しい曲面のスジ彫りで練習できたので、
平面とかは余裕でできそうな気がしてきましたw
スジ彫り楽しいですね~。
ちょっとモールドが入るだけで立体的になるというか、格好良くなりますね。
ガイドツールも良いもの見つけたし、ガンガンスジ彫りしていきたいと思います。